この6月から大学4年生の面接が解禁されましたが、
ある就職情報大手によると、大学4年生のすでに約65%近くが内定(内々定)している企業があるとのことです。
また、約4割の学生が『給与・待遇が良くない』『安定性に欠ける』との理由から、中小企業の採用選考すら受けていないと報じています。
これは新卒者の状況ですが、中途採用についても厳しい状況があります。
ある経営者は次のように話しています。
『今は昔と違い、人ひとり採用するにもコストがかかる。うちでも人材紹介会社を通じて1人採用したが、半年もたたずに辞めてしまった。採用にかかった160万円が無駄になってしまった。』
人材紹介会社の手数料は採用予定者の年収の35%~40%が一般的であり、中小企業にとっては大きな出費になります。
今は昔と違い待っていては、人は来ません。
人材の採用にこれから本腰を入れてやっていかなければ人の採用はますます難しくなるばかりではなく企業の死活問題にかかわってきます。
ある建設関係の社長は
『我々のような業種にはもう若い人は来ませんよ。私の代で終わりですね。』
と自嘲気味に話しています。
企業活動の中でも、今まではどちらかというと後回しにされていた採用ですが、
これからは、優先順位を上げて取り組まなければいけないのではないでしょうか?
あなたの会社で一番にすることは何ですか?