5月8日新型コロナウイルス感染症の位置付けが季節性インフルエンザなどと同等の5類に移行しました。
5類への移行により、経済活動がコロナ前まで戻るのではと期待されていますが、
中小企業にとってはどうなんでしょうか?
コロナによりスタートしたゼロゼロ融資の返済が今年から来年にかけて始まります。
このような状況化で『ゾンビ企業(注)』の増加を懸念する声が上がってきています。
実際に融資を受けたにもかかわらず、本来の新規事業や構造改革にその資金は回らず、
日々の運転資金で使ってしまった企業が多いのではないでしょうか?
その一方で、コロナ禍で本業を見直し、社員一丸となって様々なアイデアを出し、
今期過去最高の売上高と利益を達成した会社もあります。
その会社の社長は次のように語っています。
『コロナ禍は当社にとって大きな痛手となったものの、一方で会社が変わるきっかけにもなったと言えるかもしれません。
コロナ禍という緊急事態だからこそ現場のみんなが必死に取り組んでくれた。
おかげで随分引き締まった会社になりました。』
~ スーパーホテル 山本健策社長 ~
会社の延命だけを考えるのではなく、早く次の一手を打つ時ではないでしょうか?
※(注)
ゾンビ企業とは経営が破綻しているにもかかわらず、金融機関や政府機関の支援によって
存続している企業をいう。