今なぜ『働き方改革』?

今、国会では、厚生労働省が提出した裁量労働制調査に不備があるということで混乱が生じています。

そもそも裁量労働制とは、どのようなものなのでしょうか?

―裁量労働制―

実際に働いた時間ではなく、あらかじめ決められた労働時間に基づいて残業代込みの賃金を払う制度。それ以上働いても追加の残業代は出ない。

仕事の進め方や時間配分を、ある程度自分で決められる働き手に限って適用できる。

研究開発職など専門性の高い仕事か、企業の中枢で企画・立案などの仕事に就く人が対象

(朝日新聞―キーワードより―)

 

裁量労働制という働き方が取り上げられるようになった『働き方改革』とは何なのでしょうか?

働き方改革とは『一億総活躍社会を実現するための改革』で、その背景には、

日本の労働力人口が想定以上に減少していることが挙げられます。

労働力人口(生産年齢人口)は、2060年には、ピーク時の半分になると予測されています。

その労働力不足の解消をするためには、いくつかの課題があります。

 

 その一つに、長時間労働の問題等があります。

様々な働き方をすることにより、この長時間労働の問題を解決しようとしています。

その一つの働き方が裁量労働制という働き方です。

大企業では、今、健康で働きやすい職場環境の整備に取り組んでいます。

 

セブン&アイ・ホールディングスでは、通勤の負担を軽減するために、始業時間を

午前8時、9時、10時の3つから選べる制度を3月から導入します。

その他の大企業でも、その会社に合った独自の制度を導入しています。

 

中小企業の人手不足の問題もこれらと無関係ではありません。

中小企業も労働環境の改善や女性・高齢者の積極的な採用等を通して、

魅力ある職場作りをしていかなければ労働力不足の解消に対応できないのではないでしょうか?

 

 

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