インボイスの登録申請後にすることは何か?

国税庁はインボイスの登録申請状況(3月末時点)について、次のように公表しました。

消費税の納税義務がある約300万の「課税事業者」のうち、9割近い約268万の事業者が申請を済ませました。
ただ「免税事業者」の申請は約52万にとどまっています。

 

「免税事業者」については、今後6カ月以内(9月30日まで)に、インボイスの登録をするのかどうか、
取引先との兼ね合いもあり、難しい選択を迫られることになると思われます。

ただ「免税事業者」については、経過措置として特例が設けられましたので、この点も考慮し、判断していくことが
必要になると思われます。

 

それでは、登録を済ませた事業者のこれからインボイスについてすることは何なのでしょうか?

 

登録が済んだから、インボイスの問題は終わりではなく、自社の取引先のインボイス登録の確認作業が必要になってきます。

取引先がインボイスを登録しているか否かにより、消費税の会計処理が異なってくるからです。

1社ないし2社であれば問題ありませんが、数十社又は100社以上になってくるとインボイス登録事業者のリストを作成し、
管理していかないと、その都度手間と時間がかかってしまうことになってしまいます。

取引先の中には、免税事業者で登録をするかどうか、迷っている事業者もいるかと思いますので、
その確認作業に時間がかかることも想定されます。

 

まだ、半年もあると考えるのではなく、出来るだけ早く、その確認作業を進めなければいけないのではないでしょうか?

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