2022年度の税収は過去最高!実感は?

先日、2022年度の税収が初の71兆円となる見通しであることが発表されました。
3年連続で過去最高を更新することになりました。

 

その要因はいくつか上げられています。

  1. コロナ渦で景気が悪くなっても消費税率のアップでしっかり消費税収が上がったこと。
  2. 株式市場が堅調であったため、配当や株式譲渡など、所得税が増加したこと。
  3. 円安や資源価格の高騰で商社など大手企業の業績が最高益となり、法人税収が増加したこと。

 

景気が良くて、税収が増加したのであれば、一般の人々も少しは、その実感を味わうかと思いますが、
年初からの値上ラッシュで、その恩恵は、感じていないのではないでしょうか?

 

また、サラリーマンの給料は、名目上は上がっても実質賃金は、減っているのが現実です。

 

経営環境が厳しい中小企業は、雇用を守っていく為には、実質賃金のアップをしていかなければなりませんが、
それは同時にコスト増に繋がり、厳しい選択をせまられることになります。

 

中小企業の税収が増加したから、国の税収も増加したということであれば、喜べるのですが……。

 

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