日本国内の2019年~2020年の小売業売上高は、次のように発表されています。
第1位 イオン 8兆6042億円
第2位 セブン&アイHD 6兆6443億円
第3位 ファーストリテイリング 2兆2905億円
第4位にパン・パシフィック・インターナショナルHDという会社が入っています。
パン・パシフィック・インターナショナルと聞いてすぐわかりますか?
あのドン・キホーテを運営する会社です。
ドン・キホーテだけでなく、スーパーのユニーや長崎屋もグループに入っています。
以前は、小売業の売上高上位には、必ず三越伊勢丹等の百貨店が入っていましたが、
今は上位5位までにも入っていません。
また、イオンとセブン&アイの上位2社についても、以前と比較し、売上高で大きな差が出てきています。
これらのことから言えるのは、物を仕入れて売るという単純な業界であっても、
様々な変化が生じてきていることがわかるかと思います。
また、ネット販売のアマゾンの日本国内の売上高も2020年度は、2兆1900億円程と言われています。
コロナの影響もありますが、販売の方法が必ずしも対面販売を必要としなくなってきています。
これも小売業界における大きな変化です。
今まで必要だったものが、必要でなくなったり、今までのやり方が全く違うやり方に変わってしまったりしています。
これはどの業界にも言えることですが、それぞれの業界を取り巻く環境の変化は、
想像以上に速いスピードで進んでいるということです。
自社の業界、自社の商品等がこれらの環境の変化に対応出来るか?
コロナ後も見据え、今、真剣に考えなければいけない時期にきているのではないでしょうか。